手奇塾のブログ

大人も知らない各社歴史・公民教科書の違いをわかりやすく徹底比較します。

「最門司さくらの憂国日記」 第19回 米国の内戦 文化・教育戦争とCRT 北一輝の国家改造法案大綱も日本版CRTだった

CRTとはcritical race thoryの略で「批判的人種理論」と訳されています。

CRTを一言で言えば、人種差別は個人の偏見や偏見の産物であるだけでなく、現在の米国法制度や政策に深く埋め込まれているという唯物論的な考えです。ですからCRTを学び、理解するということは、白人特権、白人至上主義、白人は人種差別主義者である、ということを理解する、つまり言葉を変えれば洗脳するということもできるわけです。CRTは米国で過去10年間の静かなる浸透工作で、もはや公的機関のデフォルトのイデオロギーになっているという人もいます。ダイバーシティ研修プログラム、人事モジュール、公共政策の枠組み、学校のカリキュラムの形で、政府機関、公立学校、教員養成プログラム、企業人事部門に導入されています。あのパトリオットミサイルのメーカー、レイセオン社でもCRT研修が従業員に対して行われています。米国の教育は、各州に教育庁があり、カリキュラムを組んで、各教員はこれを守らなければなりません。カリフォルニア州のように、民主党の知事が運営する州では、積極的にCRTを推し進めています。カリフォルニア州は予算40億円をかけて教師にCRTの授業方法を教え、生徒にはこれを必須科目にしようとしています。しかし、共和党の知事の州では、CRTを学校で教えることを禁じる法律が徐々に成立しています。テキサス州のようにCRTに反対の州では、教員は、授業中CRTの教義に触れなくても、多様性とBIPOC、つまり黒人、先住民のインデイアン、他の有色人種の文化を授業に取り入れながら、授業で州の基準を守ることができるそうです。図のように、共和党の州ではすでに8つの州で、CRTを学校で教えることを禁止する法律が制定されました。さらに9つの州が法律を可決しようとしています。例えば教育委員会に対し保護者が激しく反対している動画が最近youtubeに数多く投稿されています。そして多くの動画の中で、反対する保護者が、共産主義思想を子供に教えるなと発言しているのです。わが国で言えば、過激な日教組教育に保護者が反対して、校長に抗議する場面を彷彿とさせます。文革以後中国から逃れた中国系アメリカ人には、批判的な人種理論は、まさにアメリカ版の文化大革命にみえるようです。

 CRTの本質は、階級闘争史観の焼き直しそのもので、CRTの授業は、子供たちには、人種差別、白人特権や白人優越主義を教え、今の社会制度や法体系は白人有利につくられているから正さねばならないと、あたかも正論を教えるふりをして、実は米国内で白人と非白人の対立を煽るという共産主義者の政治活動、革命活動のように見えているのです。米国の弱点に合わせて、階級の代わりに人種問題を使っているわけです。ここ1年ほど、全国的にKスルー12の学校で「批判的な人種理論」が教えられているといいます。Kスルー12とはKはキンダーガーデンで幼稚園年長、12は6,3,3,で小学校から高校までの期間を指します。今までは大学だけで教えられていたCRTが、いつの間にかKスルー12でも教えられるようになり、そして保護者が反対しているわけです。

それでは、日本はどうでしょうか。戦前、青年将校たちによる2・26事件というクーデター未遂がありました。これは隠れ左翼の北一輝が、国家社会主義を唱えた思想ですが、これも日本向けにアレンジして労働者を天皇に置き換えただけのものでした。純真な青年将校達はまんまと北に騙されたのです。これは北が書いた国家改造法案大綱です。私有財産を制限した天皇中心の革命論です。共産主義の1丁目1番地は私有財産の破壊です。今では、階級も人種も日本国民の分断に利用できません。アイヌも教科書に載って宣伝していますが主流にはなっていません。マルキスト達は、対立を煽りたくてもわが国には、対立をあおる材料がほとんどないのです。そこで、国連を利用し、何とか日本を辱め、誇りを失わせ、与党に罪を着せるようなことを繰り返しています。かつての平和やジェンダー、現在の差別やLGBT、多様性、環境、憲法改正反対、五輪反対、材料が無ければモリカケのように、材料を作り出してまで、煽ることをやり続けなければなりません。米国のバイデン・ハリス政権は、社会・共産主義勢力の選挙協力があって成立したとも言えるでしょう。ですから、表向きは反社会・共産主義の政策はとることができません。つい最近のキューバー市民の反共産主義のデモも、ホワイトハウスは、当初アンチ共産主義のデモではなく、コロナによる経済的困窮によるデモと言っていました。しかし、フロリダ州キューバ移民の声を無視できなくなり、トーンダウンしてきました。共産党アメリカも健在で、BLM同様に堂々とキューバ共産党独裁政府支持です。すでに今のアメリカは、暴力や扇動に訴えない限り、実質的に共産党は非合法ではなくなっているようです。ファーウエイなど中国企業キューバ政府にインターネット遮断、検閲などの技術協力をしています。しかし、元国務長官ポンペイオ氏もCRTについては反対意見を言っています。かれは、元CIAの長官でもありました。そしてなによりもトランプ大統領もCRTに反対をして、教育改革を行ってきました。
 米国の学校の中にも、日教組のような過激な左翼教員もいるでしょう。かれらは、アメリカの歴史の授業で、奴隷制度を強調し、人種差別を糾弾し、さらにアメリカの建国の歴史を改竄することさえ実行しています。歴史的人物像の引き倒しや、モニュメントの破壊、国旗の侮辱、南軍旗の使用禁止などは、その教育成果かもしれません。
 日本では、教科書執筆者と文科省が一緒になって、有名な歴史上の人物を教科書から削除しようとしました。中でも隋王朝と対等外交をした、聖徳太子は、架空の人物で実際には、いなっかったなどとして、聖徳太子のお名前を教科書から削除しようとしました。この企ては阻止されましたが、これからも同じようなことが起こるかもしれません。日章旗昭和天皇を侮辱する動画が芸術などと称して展示することが教職員組合によって開催されています。ウソが明らかとなった、従軍慰安婦支那事変のときの首都占領後の日本軍の暴虐など、今でも一部の教科書に堂々と載っているのも文科省日教組の影響以外考えられません。これらについては説明欄に関連動画のURLを載せています。大東亜戦争の敗戦により、占領軍によって、歴史が全面的に書き換えられてしまいました。その証拠に広島長崎の原爆投下でさも、教科書には国際法違反と自由社以外記述されません。過ちを犯したのは当時のアメリカ政府なのに、なぜ過ちは二度と繰り返しませんというのでしょうか。また、アメリカ副大統領が日本国憲法は我々が書いたのだと演説してもマスコミは無視したままです。今でも子供たちは、日本は、侵略をした悪い国だと学校で教えられています。高度な文明を朝鮮半島経由で日本列島に持ち込んだ弥生人、つまり朝鮮人が、私たちのご先祖の縄文人にとって代わったなどと、とんでもないウソが今でも教えられています。アメリカは移民の国です。先祖は、神を信じ、粗末な入植時代から独立戦争を戦い、その過程には光だけではなく暗い影もありましたが、努力して、今のような豊かな国を作り上げました。ですからアメリカ人は、自国を打倒することよりも改善するという考えを好みます。今後もキリスト教共産主義思想とは相いれない、共存できないことは明白です。いまアメリカは、国を2分する、南北戦争以来の危機に直面しているといえるのではないでしょうか。そしてそれは、わが国でも静かに起こっている文化・教育戦争なのです。

「教科書検定は機能しているか」愛国心を否定する文科省 東大入試日本史に最古の愛国者の名前


 教育基本法第2条五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
 学校で愛国を教えない。
 国を愛する愛国者のことを英語でパトリオットと言います。辞書によればギリシャ語で祖国の意味だそうです。皆さんも、パトリオットミサイルを知っているのではないでしょうか。日本語に直せば、愛国者誘導飛昇体です。システムは、パックスリーとも言われています。わが国のミサイル防衛網の中で、イージス艦が打ち漏らした中国や北のミサイルを、撃ち落とす最後のミサイルです。
生徒諸君の中には、愛国とか愛国者という言葉に抵抗感をもつ人が多いのではないでしょうか。おそらく学校でこのような言葉が忌み嫌われているからではないでしょうか。しかし、アメリカではパトリオットとかパトリオチック、愛国的なということばは、ごく普通に使われています。トランプ大統領もよく演説の中でこの愛国者パトリオットという言葉を使っています。アメリカでは、あなたは愛国者ですかと訊かれて、答えに詰まったりすると、その人は信用されないようです。ノー、いや愛国者ではありませんなどと返事をすると、もう軽蔑のまなざしで、絶対に相手にはされないでしょう。検定合格した自由社の新しい歴史教科書の172ページ側注に、小学校唱歌蛍の光の4番めの歌詞の一部が載っています。千島の奥も、沖縄も、やしまの内の守りなり。これは国境が画定したのを受けて、千島から沖縄までが日本、やしまだと言うことを国民に教える意味がこめられており、国民国家をつくるうえで重要なことでした。このように記述されているのですが、文科省の検定調査官は、断定すぎる、生徒が誤解するおそれがある表現としてクレームが付いたそ
うです。これも文科省が、愛国的なことを嫌うひとつの現れではないでしょうか。自由社は、学習指導要領の、近代日本建設の中にある、近隣諸国との国境画定という単元の中の記述で、この小学唱歌は、樺太・千島交換条約が結ばれて6年後、沖縄県が置かれて2年後につくられた唱歌であり、ごく自然な感覚である。このような検定意見は、いち早く国境問題を唱歌に取り込んだ明治政府や、今も北方領土竹島など領土問題に取り組んでいる政府の姿勢をも否定するようなものであると反論したそうです。もっとも、検定合格後、この部分は修正されたかというと、何も変わっていません。つまり言いがかりだったのです。文科省がこれですから、学校でも、愛国、愛国者などの言葉は嫌われているのでしょう。しかし、皆さんがこれから海外に出て行ったときは、先ほどお話ししましたように、アーユー、パトリアット?によく注意してくださいね。間違ってもノーなどといわないように。ついでに日本最古の愛国者は誰だったのか、みなさん知っていますか。平成23年の東大の日本史の問題に、この人の名前が出たことがあります。以前にもとりあげましたが、説明欄にURLを書きましたので、詳しくはそちらの動画をご覧ください。 
皆さんは日本最古の歴史書古事記、日本書記なのは学びましたね。この日本書記の41代持統天皇のところに次の記述があります。 朕、嘉厥尊朝愛国・賣己顯忠
朕(われ)、厥(そ)の「朝みかど」を尊び、国を愛(おも)ひて、己(おのがみ)を売りて忠(まめなるこころ)を顕すことを嘉ぶ。
このことを分かり易く説明していますのが、九州八女市のホームページです。博麻が博麻呂になっています。大伴部博麻呂の碑
大伴部博麻呂は、661年白村江はくすきのえの戦いで唐の捕虜になりました。唐の日本出撃準備を知った彼は祖国に知らせるために自分を奴隷として売り、そのお金で仲間を帰国させ国に知らせました。30年後帰国した博麻呂を持統天皇がその功績をたたえたと『日本書記』に記されています。
この大伴部博麻持統天皇から愛国者とたたえられたのが690年(持統4年のことです。大伴部博麻は特別な人や役人ではなく、ただの兵士です。しかし帝はただの兵士の苦労を直接労われたのです。これは、例外中の例外で、最初にして最後のことでしょう。このころすでに日本人が国家というものを意識していて、国をおもうといういみで愛国という漢字を当てているのです。わが国が外交文書に日本という国号を用いるようになったのも689年と自由社は記述しています。少なくともこのころすでに、敵は唐と新羅の連合軍で、国民の中に国を愛する愛国者がいたことは確かでしょう。朝廷も国防体制を整えるため、九州に大宰府という出先機関を置き、軍事と外交の拠点としました。今でいえば軍事拠点で、要塞や城のようなものだったでしょう。対馬や九州に防人を配置し、西国の各地に山城を築きました。さらに都を海に近い難波から近江に移し、中大兄皇子は、そこで天智天皇となります。天皇はこうごねんじゃくと呼ばれる初めての全国的な戸籍をつくり、国内の改革をすすめました。つまり唐と新羅の連合軍がいつきても戦えるように準備をしたのです。いまから1358年も前のことです。今日本の北方領土竹島は不当に外国に侵略されて奪われたままです。また尖閣諸島にも中国が自分のものだといって侵略し始めています。今は海上保安庁が、なんとか歯を食いしばって、島と漁民を守っている状況です。自衛隊アメリカなどとさかんに合同演習をしています。天智天皇のころの大変な状況と同じはずですが、マスコミが中国に忖度して敢えて報じないせいか、国民の多くはまだ平和だと勘違いしているようです。いや勘違いではなく、見て見ぬふりをしているのかもしれません。ところで持統天皇は、女性の天皇でした。生徒の皆さんは聖徳太子が、最初の女性天皇33代推古天皇の摂政だったことを習ったとおもいます。そのあと女性天皇は、35代皇極天皇、37代斉明天皇と続き、4方目の女性天皇です。持統天皇は40代天武天皇の皇后様でした。天武天皇崩御された後、天皇の地位につかれたのです。ここで大事なことは、女性天皇の後は必ず、例外なく、天皇の男系男子が天皇の地位におつきになられます。例えば推古天皇のあとは、男子の舒明じょめい天皇斉明天皇のあとは、男子の天智てんじ天皇持統天皇の後は文武天皇です。ですからお父様、そのまたお父様と遡り、途中女性天皇がおられても、万世一系、男系継承が2000年以上守られているわけです。ところでいかにもご皇室を守るようなふりをして女系天皇女性天皇、皇女などを訴えて、皇室をないがしろにしたい人も、ネット上に見られます。例えば、皇室は、天照大神からはじまる女系一族ですなどとウソを宣伝したり、皇統は、男系継承だけではなかった、女系継承もあったといい、天照大神の次の天皇は、あめのおしほみみの、みことで、これは女系継承だと、まちがったことを、専門用語をつかい、あたかも専門家気取りで宣伝しています。たかが100年も生きられない人たちが、女性天皇とか女系天皇とか皇女とかを喧伝して、わが国の国柄を壊そうとしているのは不思議でもなんでもありません。まさに共産主義思想です。日本をキャンセルして壊したい人達ですが、その数はごく少数です。共産党立憲民主党の支持率を見ればわかります。両党合わせても僅か5.1パーセントのレベルです。世界には196の国がありますが、共産主義国と言われる国は、たった5カ国しかありません。北朝鮮、中国、キューバラオスベトナムです。私たちは、世界でパトロオットという英語が何の偏見もなく、普通に使われていることを理解し、あなたは、愛国者ですかと質問されたとき、躊躇なく、Yes!と応えられるようになりたいものです。一寸でも間があいてハイと答えれば、信用されないのが世界標準ですよ。それではみなさん、さようなら

「最門司さくらの憂国日記」【手奇塾】感動の演説 Never Ever Give Up! 本当のアメリカとは、トランプ大統領とは

トランプ大統領演説      Never Ever, Ever Give up 

2017年5月 バージニア州リバテイ大学

 Years from now, some of them may look back and ask themselves whether they made the right choice whether they've made the most of the opportunities, they've been given.

今から数年後、人々の内誰かが自分自身を振り返って自問するかもしれない。自分は正しい選択をしたかどうかと。与えられたチャンスの多くを生かしたかどうかを。

Together we have the same mission. Over the course of your life, you will find that things are not always fair. You will find the things happened to you that you do not deserve and that are not always warranted.

私たちは、皆一緒に同じ使命を持っています。皆さんの人生の過程で、物事は、いつも公平とは限らないとわかるでしょう。皆さんには相応しくないことや、常に保障されているとは限らない物事があなたの身に降りかかるのが分かるでしょう。

But you have to put your head down and fight fight fight. never ever ever give up. don't give in don't back down and never stop doing what you know is right.

しかし、みなさんは、頭を低くして(戦闘態勢で)戦いなさい、ファイト、ファイトだ。どんな時でも絶対に降参してはいけない。負けるな、逃げるな、正しいとわかっていることの実行を決して止めてはいけない。

Nothing worth doing ever. Ever, ever came easy, and the more righteous your fight the more opposition that you will face. In your hearts are inscribed the values of service sacrifice and devotion.

価値あることをするのは、どんなときでも、どんなときでもだ、簡単にできるものではない。

皆さんの戦いが正しければ正しいほど、激しい抵抗に合うでしょう。皆さんの心の中には、奉仕の価値と犠牲と献身が刻まれているのです。

Now you must go forth into the world and turn your hopes and dreams into action.

America has always been the land of dreams because America is a nation of true believers!

さあみなさん、外の世界に行かねばなりません。そして皆さんの希望と夢を行動にかえなければいけません。アメリカは常に夢がある国です。なぜならアメリカは真の神の信徒の国家だからです!

When the pilgrims landed at Plymouth they prayed. When the founders wrote the Declaration of independence, they invoked our creator four times. because in America, we don't worship government, We worship God.

外国からの巡礼者達が初めてプリマスに到着したとき、彼らは祈りました。建国者たちが独立宣言書を起草した時、我々の神を4回引用しました。ならばアメリカでは、私たちは政府ではなく、神を尊崇するからです。

It is why our currency proudly declares.. ‘In God We trust’  and it is why we proudly proclaim that we are one nation under God. The story of America is the story of an adventure that began with deep faith, big dreams, and humble beginnings.

なぜならば、私たちの通貨が「神に誓って」と誇らしく宣言しているからです。また、私たちが神のもとに一つの国家であると言うことを高らかに宣言しているのです。アメリカの物語は、深い信仰と大きな夢、そして粗末な入植時代から始まった冒険の物語です。

The next generation of American leaders, Never Ever Give up!  There’ll be times in your life you'll want to quit, never quit, never stop fighting for what you believe in and for the people who care about you. Carry yourself with dignity and pride.

アメリカの次世代の指導者は、どんな時でも絶対に諦めない! 人生の中で、辞めたいと思ったりする時があるでしょう。でも決して辞めてはいけない、戦いを止めてはいけない。皆さんが信じているもののためにも、あなたがたを気遣う人たちのためにも。尊厳と誇りをもって進みなさい。

Demand the best from yourself. The more people tell you it's not possible, that it can't be done, the more you should be absolutely determined to prove them wrong!

Treat the word ’impossible’ as nothing more than motivation.

自らに最善を尽くすよう要求しなさい。皆さんに、それは不可能だ、それはやり遂げることはできないと言う人が多ければ多いほど、みなさんは、彼らが間違っていることを証明する決心をますます強くしなければならない。「不可能」という言葉は、よしやるぞというきっかけ以外何ものでもないと扱うべきです。

Relish the opportunity to be an outsider. The more that a broken system tells you that you're wrong the more certain you should be that you must keep pushing ahead. You must keep pushing forward and always have the courage to be yourself.

不可能という人たちの部外者になるチャンスを喜びなさい。こわれたシステムの人たちがみなさんに間違っていると言えば言うほど、みなさんは、前に前進し続けなければならないことを

より自覚しなければなりません。みなさんは、前進し続けなければなりません。また、常にぶれない勇気をもっていなければなりません。

America is better when people put your faith into action. Pray to God… and follow his teachings. Today each of you begins a new chapter as well. When your story goes from here it will be defined by your vision, your perseverance, and your grit!  

アメリカは、人々が祈りから行動に移すとき、よりよい未来があります。神に祈りなさい。そして

導きに従いなさい。今日、皆さん一人一人が、同じように新しい物語の1章を始めます。ここから物語がスタートし、それは皆さんの未来を見る目とがんばり、そして肝っ玉しだいです。

You will build a future where we have the courage to chace our dreems no matter what the cynics and the doubters have to say. You will have the confidence to speak the hopes in your heart and to express the love that stirs your soul, as long as you have pride and your beliefs, courage in your conviction, and faith in God.

みなさんは、皮肉屋や疑い深い人々が何を言おうとも夢を追いかける勇気をもつ未来を作り上げるでしょう。心の中の夢を語り、魂を揺さぶる愛を示す自信を持つでしょう。誇りと信念、確信の中にある勇気、そして神への信仰を持ち続ける限り。

Then you will not fail. As long as America remains true to its values, loyal to its citizens, and devoted to its creator… then our best days are yet to come.

そうすれば、皆さんは、失敗しないでしょう。アメリカが、真実こそがアメリカの価値であり、国民に忠誠を誓い、また、神を信じている限り・・。私たちの最良の日がやってくるのです。

May God bless the class of 2017. May God bless the United States of America!.. and I just want to let you know that God blesses you and I want to just say you are special in every way! God bless you and God bless America! Thank you very much.

2017年の在校生に神のご加護を、アメリカ合洲国に神のご加護を! そしてちょっと言わせてください。皆さんに神の祝福を、そして皆さんは、それぞれの人生で特別な人達です。皆さんとアメリカに神の祝福を・・・ありとう

「教科書検定は機能しているか」第8回は、教科書は、万世一系も縄文時代まで遡ることも書かないです。

6月中頃オリンピック・パラリンピックの表彰式に、ボランテイアの方々が着る衣装のデザインについて、一部の方々が、和服の方がよいとか、朝鮮風とか非難をされました。しかし、この縄文時代土偶と比べるとどこか似ていて、洗練されたすばらしいデザインのような気がしてきます。そして北海道、東北地方の縄文遺跡群が世界遺産に登録されそうです。中でも有名な山内丸山遺跡は、今から5500年から4000年前に栄えた共同体と言われています。これは、三内丸山遺跡で発見された柱の跡から計算、復元した建造物です。地元の説明では物見やぐらといっていましたが、神殿の可能性の方がはるかに高いでしょう。神様は太陽かもしれません。鋼鉄よりも硬いヒスイに穴を開ける世界最先端の技術を持ち、600kmも船で移動し、栗を大量に管理し、イモ、豆、エゴマ、ヒエ、ひょうたんを栽培していたことが分かっています。栗を入れたポシェットや裁縫針も発掘されています。煮炊きをした縄文土器に付着した遺物の解析から、豊かな食生活をしていたことも分かっています。今では考古学会でも、縄文時代に稲作が始まったことが認められているというのに、どの教科書も自由社以外、申し合わせたかのように、稲作は弥生時代に、朝鮮半島から移り住んだ人々によって、九州北部に伝えられ、やがて東日本にまで広がったと記述されています。とんでもない、イネのDNA解析により朝鮮半島経由ではないことがすでに分かっています。水田稲作が早まったので弥生時代の始まりを早めているようです。縄文土器でコメを煮炊きしても弥生時代とは笑えますね。弥生時代には金印や、邪馬台国卑弥呼の話が、必ずと言いてもよいほどでてきます。ところが、日本最古の歴史書古事記や、日本書記に書かれている、出雲の国譲りや天孫降臨神武天皇のお名前は出てきません。これらは神話としてごく簡単に記述されている程度です。これでは、縄文、弥生時代や、神話の記述をいくら読んでも、いつ、誰が、日本国を統一したのか分かりません。なぜ天皇というのかも児童、生徒諸君は、学校で教えてもらえません。自由社が「日本の皇室は、神話の時代から現代まで続く世界で最も古い王朝です」と記述すると、文科省から神話が事実であるかのように生徒が誤解するとして、検定意見が付くのです。これは教科書を書いている方々が、反天皇、反ご皇室の思想をもっているからではないでしょうか。文部省もです。日本で最も古い歴史書が、古事記日本書紀です。712年に古事記が完成し、720年に「日本書記」が完成しています。魏志倭人伝にかかれていることは、事実であるから、これ以降が日本列島の歴史で、それ以前は、たとえ古事記日本書紀に書かれていても歴史的事実ではない、神話であるとして、その神話でさえも詳しく教えないようになっているようです。我が国の歴史学者は、中国の史書は信用できますが、日本人が書いた記紀は、信用できないとおっしゃっているようです。これもGHQによるキャンセル・カルチャーが今でも尾を引いているのではないでしょうか。しかし、魏志倭人伝に書かれていることが事実かどうか、何も証拠がありません。邪馬台国や、卑弥呼が存在した証拠も、何処にもありません。魏志倭人伝には、倭の国には邪馬台国という国があり、30ほどの小国を従え、女王の卑弥呼がこれを治めていたと記されていました。邪馬台国大和国で、卑弥呼アマテラスオオミカミであったとすれば、なるほどと腑に落ちるわけですが、その証拠は、今のところ何もありません。そもそも倭は背が低く背中が曲がっているという蔑称です、邪馬台国の邪も卑弥呼の卑も卑しい漢字を当てています。卑弥呼を王と見下しているわけです。後の宋の歴史書にも倭の王たちが朝貢して、臣下、つまり属国となっていたことが記されていました。このころの倭国は、華夷秩序にがっちりと組み込まれているわけです。ところが後でお話しします、古墳時代のワカタケルおおきみ、雄略天皇のころには、日本の統一が完成し、国力も増大し、情報を得るために朝貢はしても中国王朝に柵封されない国、臣下にはならないという不臣の朝貢国となります。この時以後大和の国は、柵封体制からはずれて独立国となったのです。

では、大和の国とはなんだったのでしょうか。記紀に出雲の国の国譲りの話や、天孫降臨の話、神武天皇ご東征の話がでてきます。記紀には初代天皇がご即位された年が、今から2681年前の1月1日と書かれています。新暦の1月元旦です。126代今上陛下からさかのぼりますと、誰かが初代天皇様で、縄文時代の終わりごろまでさかのぼります。ですから日本は、ダントツで世界一古い国なのです。今では大勢の研究者が10代崇神天皇の実在を、認めていますから、9代さかのぼった、初代神武天皇の時代は、紀元前250年頃と考えることもできるのではないでしょうか。紀元前660年も250年も大きな違いはないでしょう。では天孫降臨という、高間が原のあまてらすおおみかみが、地上を支配されたのはいつごろでしょうか。初代天皇からアマテラスオオミカミまでさらに5代遡るとして200年くらいとしますと、やはり長い長い縄文時代の終わりころとしかいいようがありません。その天孫降臨の少し前に、出雲の国のオオクニノヌシの神の国譲りがあるわけです。いうまでもなく、今上陛下のご先祖は、アマテラスオオミカミです。出雲のオオクニノヌシの神はオオミカミのド親せきです。縄文時代の終わりころ、アマテラスオオミカミの命令で、出雲の国が支配下にはいり、その後おおみかみのご子孫が、高天原をお出になられて、各地を支配されたのでしょう。でも従わぬ小さな国もいくつもあったかもしれません。ですから、神武天皇のご東征とか、弥生時代に入ると、12代影行(けいこう)天皇の第三皇子、ヤマトタケルの尊の遠征がありました。古墳時代の、21代雄略天皇の時代で、国内統一が終わったのでしょう、朝鮮半島新羅まで遠征しています。このようにみていきますと長い縄文時代の終わりころ、日本列島の関東から九州まで統一行動が始まり、統一が完了したのが古墳時代の中頃ということになります。これぐらいのことは教科書に書いて教えるべきだと思いますが、文科省は許さないのです。これは、平成12年から13年にかけて出雲大社の境内から発見された巨大な柱。3本1組となったスギの大木です。この柱は、鎌倉時代に造営された本殿を支えていた柱である可能性が極めて高くなったそうです。この柱の太さから計算されて復元されたのが、写真の神殿です。前に述べました、出雲の国譲りには、巨大神殿の話が出てきます。アマテラスオオミカミの命を受けたタケミカヅチ茨城県鹿島神宮に祀られている)から「国を譲ってほしい」といわれ、大國主神は、引き換えに天皇と同じ立派な宮殿をつくってほしいという条件を出した。それができればそこに静かに鎮まると。記紀にしるされた出雲の国譲りの話にでてくる伝説の神殿も、もはや神話と言っている場合ではなくなりました。天照大神は今伊勢神宮に祀られていますが、出雲に出かけたタケミカズチの神は茨城県鹿嶋神宮に祀られています。そして高天原という地名も鹿嶋市にあります。天照大神高天原におられたのではないでしょうか。天照大神やその子孫の方々は都を高天原から支配しやすい地域にいろいろ移されたのかもしれません。初代神武天皇のときに大和に落ち着いたと考えてもよいのかもしれません。このようなことが神話としてではなく、やがて遺跡の発掘とともに明らかとなって、教科書に載るようになるといいですね。

「最門司さくらの憂国日記」【手奇塾】バイデン大統領の発言「中国は、2035年までにアメリカを支配すると考えている」

 

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バイデン大統領は、平成3年5/28、夫人と一緒にバージニア州ハンプトンの、ラングレー陸・空統合基地に立ち寄った際に、兵士たちの前でメモリアルデーの演説をしました。その中で「中国の独裁政権は、迅速な決定を下すことができるため、中国は、2035年までにアメリカを支配すると考えている」と発言したとFoxニュースは伝えています。同時に、世界は独裁国家と民主主義国家の戦いが始まっているとも述たそうです。 コメント欄にこのフォックスニュースの記事のURLを張っておきます。興味のあるかたはご覧ください。

https://www.foxnews.com/politics/biden-china-own-america-2035

アメリカを中国共産党が支配するとは具体的にどういうことなのでしょうか。サイレント・インベージョン、目に見えぬ侵略という本が参考になるかもしれません。アメリカでは共産主義は非合法ですが、BLMの創設者の二人は、自らを共産主義者といっています。いまでは社会主義はほとんど共産主義と同じと考えてもよいといわれていますが、元国連大使のニッキ・ヘイリーさんも2020年は、アメリカは、社会主義が主流になった年です、とツイッターでおっしゃっていました。どうですか。中国がアメリカを支配するとは、荒唐無稽なことではないことがわかります。

オーストラリアのクライブハミルトン氏がお書きになった、サイレント・インベージョン、目に見えぬ侵略という本は、中国がどんな方法でオーストラリアを支配しようとしたかを明らかにした本です。この本によって世界的な中国の影響力行使のネットーワークが明らかにされたのです。でもおそらくそれは氷山の一角かもしれません。本来秘密工作のネトワークは、なかなか表には出てこないからです。スパイ組織網が発見されても、敢えて公表せずに泳がしておく場合が多いからです。アメリカも日本も、オーストラリアと同じように目に見えぬ中国の侵略を受けているはずです。これは別に新しいことではありません。昔からある謀略で、かつては日本も近衛首相のブレーンの中に元朝日新聞の記者、尾崎ほずみやゾルゲなどソ連のスパイが入り込んでいました。尾崎や朝日が鬼畜米英と国民を煽ったのも事実です。今ではフランクリンルーズベルト政権にもソ連のスパイがいたことが明らかになっています。

 この本の日本語版の前書きには、日本では、数千人に上る中国共産党のエージェントが活動している。影響力のある、財界人、政治家、役人、ジャーナリスト、芸術家などを訪中させて、中国の友となるよう育てるのだ。やがて彼らは、北京を怒らせるようなことは、何であっても日本の利益にはならない、と主張し始めると書かれています。みなさん思い当たるようなことはありませんか。

中国のジェノサイド認定や人権抑圧非難決議を、わが国の国会ができないことと関連があるのでしょうか。わが国の国会議員の中にもODAで利権を貪った旧竹下派(現・平成研)は、今も公明党と共に中国の言いなり。中国に毅然と対峙できる指導者は誕生するのか、とおっしゃる保守の論客もいらっしゃいます。これらのことは今のアメリカにも当てはまることでしょう。トランプ政権は、中国がアメリカの技術を盗み、アメリカ人の雇用を奪ったとして、これまでにも、ファーウエイなどの通信機器の使用を禁止したり、同社への輸出を禁止したりしました。また、孔子学院の閉鎖を宣言したりしています。ヒューストンの中国総領事館もスパイ活動をしていたとして閉鎖させてしまいました。トランプ前大統領や、ポンペイオ前国務長官が禁止や規制をした、対中国政策をみれば、中国がアメリカにどのような浸透工作をしていたかよく分かります。例えば

これで2035年までに中国がアメリカを支配することなどとても考えられなかったのですが、トランプ大統領は、昨年ホワイトハウスを去りました。トランプ政権からバイデン政権に代わっても表向きは、トランプ大統領に続き、中国に対する規制を継続したりしていますが、実際には中国は息を吹き返しています。中国経済は、コロナでも輸出が再び好調で、ドルを稼いでいます。またなぜか、香港経由でドル資金を借りるのに、国際金融資本家が手を貸しているそうです。これらが中国の軍備増強に大いに役立っているともいわれています。国際金融資本家とは何かについてはコラムにURLを掲載してあります。

バイデン政権は、ドル・元交換を禁止することができますが、これらを見て見ぬふりをしているといわれています。これはいったいどういうことでしょうか。バイデン政権はトランプ政権とは違って、中国が国力を増強することを妨げようとしていません。相手はアメリカを支配すると考えているのにです。この謎を解くカギは、この国際金融資本家という特別な超大金持ちたちです。彼らの中には、ある時は共産主義者、ある時は大資本家という二つの顔を持った者もいるそうです。大統領選挙ではキングメーカーと言われたりもします。グローバリズムの裏の顔は利益を最大にするための市場の独占ですし、共産主義は政治の独占です。金融と政治を同時に独占することが最も効率よく、最も安全に資産を増やすことができるのでしょう。彼らと、彼らの手足の人間以外は、自覚がないうちに経済的奴隷となるわけです。アメリカ大統領でさえ彼らの手となり足となっているのかもしれません。彼らがかつて大陸市場から日本を排除し、満州内モンゴルチベットウイグル、つまり東トルキスタン中国共産党に渡したと考える人もいます。今度は南シナ海、香港を彼らに渡し、次は台湾、尖閣を中国に渡そうとしているのでしょうか。そして彼らは、2035年までについにアメリカをも渡そうと考えているのでしょうか。もしそうだとしても、それに対し猛反対する人々も世界中に大勢いるはずです。自由世界は、台湾・尖閣を守ることができるでしょうか。米インド太平洋軍のデービッドソン司令官が3月9日、米上院軍事委員会の公聴会で、6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性があると証言しました。その時は、軍事作戦上、先島諸島尖閣諸島人民解放軍による占領の危険にさらされるかもしれません。中国の3隻目の空母は、スキージャンプではなく、電磁カタパルトの全通甲板で、今年21年には進水する予定だそうです。25年までに実戦配備が可能になると言われています。核兵器搭載潜水艦も増やしているでしょう。国際金融資本家たちには、国家も民族も関心がなく、グローバリズム、つまり共産主義が理想で、今後彼らの理想が実現して、アメリカまでもが共産主義国になるのでしょうか。それともトランプ前大統領や、同盟国がそれを拒否するのでしょうか。ロシア革命以後、全体主義自由主義の戦いは、まだ終わっとぉらず、今も続いています。そして国際金融資本家たちの力は衰えていないのです。

「教科書検定は機能しているか」【手奇塾】 東条英機元首相や部下の樋口少将らの満州鉄道によるユダヤ人避難民救出

東京書籍の杉原千畝「命のビザ」は、生徒が誤解する表現ではないのか

今回は、東条英機元首相や部下の樋口少将らの満州鉄道によるユダヤ人避難民救出のお話です。

古い東京書籍の中学歴史教科書には、杉原千畝「命のビザは載っていませんでした。ところがマスコミが杉原千畝の功績をたたえるようになると、なぜか申し合わせたかのように教科書に載るようになったのです。東京書籍の命のビザには、次のように記述されています。第二次世界大戦のさなかの1940年7月、ポーランドユダヤ人が、ナチス・ドイツの迫害から逃れるため、ソ連と日本を通過してアメリカに渡ろうと、リトニアの日本領事館に押し寄せました。領事代理の杉原千畝は、ドイツと同盟関係にあった日本政府の意向を無視して、1か月余りにわたり、寸暇を惜しんでビザ(査証)を書き続け、約6000にんもの命を救いました。杉原の人道的な行為は、同様に多数のユダヤ人を救ったドイツ人実業家の、オスカーシンドラーと並んで国際的に高く評価されています。

 実はそれより2年前、1938年、昭和13年12月6日に、五相会議、今の閣議で、ユダヤ人対策要綱、通過査証つまりビザの発給や本邦滞留避難民への措置など,日本政府は、極東におけるユダヤ人避難民にどのように対応するか、方針をすでに定めていたのです。さらにその1年前、昭和12年12月、満州国ハルビンで第1回極東ユダヤ人大会が開催されたのです。もともとハルピンにはロシア革命から逃れてきた多くの白系ロシア人ユダヤ人が移住していたからです。

ユダヤ人対策綱領)

自由社の教科書は、237ページで次のように記述しています。日本はドイツと同盟を結びましたが、ユダヤ人の迫害には同調していませんでした。1938年(昭和13年)3月ソ連満州の国境にあるシベリア鉄道のオトポール駅に、ナチスドイツに迫害され、ビザを持たずに逃れてきた、ユダヤ人難民の一団が到着しました。当時日本はドイツと友好関係にありましたが、知らせを受けたハルピン特務機関長の樋口喜一郎少将は、日本の国是であった人種平等の理念から、これを人道問題として扱い、満鉄に依頼して救援列車を次々と出し、上海などに逃げる手助けをしました。ドイツは、外務省を通じて抗議してきましたが、関東軍参謀長の東条英機は、日本はドイツの属国ではないとして、部下である樋口の処置を認め、ドイツからの抗議をやり過ごしました。これによって1万1000にんのユダヤ人の命が救われました。この出来事は昭和13年3月ですから、五相会議でユダヤ人対策要綱が閣議決定される9か月も前の出来事です。ここで少し説明をしますと、ハルピン特務機関とは、将校、下士官を含め1千人以上の大きな組織で、いまでいう調査会社や宣伝会社を併せたような軍の組織と言ってもよいでしょう。樋口少将は、昭和12年12月、満州ハルビンで、先ほどのべました、第1回極東ユダヤ人大会を開催させました。おそらく実務は、部下のやすえ大佐がおこなっていたのではないでしょうか。

 杉原が、閣議決定から2年後に、多くのユダヤ人を救ったのは事実です。しかし、東京書籍の記述の問題点は、日本政府の意向を無視してという部分です。すでに2年前に日本政府のユダヤ人に対する方針は決定されていて、しかもそれ以前に東条英機、樋口少将らによるオトポール駅に非難してきたユダヤ人1万1千人救出の前例があるわけです。杉原は、日本政府の一定の基準を満たしているユダヤ人という方針に反し、全てのユダヤ人にビザを与えたことが、政府の意向を無視してという記述になったのでしょうか。しかし、これはあたかも当時の日本政府は、ドイツと同じようにユダヤ人を排斥し、ビザを発行しない方針であったかのように、意図的に生徒に誤解させる記述ではないでしょうか。繰り返しますが、それにしてもなぜ文科省は、東京書籍に検定意見を付けないのでしょう。 しかも、ネット上ではいまだに、外務省訓令を無視してビザを発給し続けた杉原は、戦後の1947年、外務省を辞めさせられている。外交官としての名誉回復は、実に44年後の1991年であったなどというウソがまかり通っています。外務省のホームぺージは、次のように説明しています。杉原が、勇気ある人道的行為を行った。そして杉原への懲戒処分はなく、カナウス領事館引き上げ後も7年間勤務し、その後、47年に依願退職している。これでウソが明らかになります。山下輝男氏のブログ、上海租界地での対応、大塚惟重これしげ海軍大佐を紹介します。上海にドイツ・オーストリアユダヤ人が流入したのは、ナチスオーストリアを合併した1938年秋であり、イタリア商船コンテ・ビオレ号から上海に上陸したのが最初である。当時、ユダヤ人が希望する米国等は、ビザ発給が制限されており、実態的には入国拒否に近かった。非人道的行為まであったという。そうした中で、入国ビザなしに上陸できたのは世界で唯一、上海の共同租界、日本海軍の警備する虹口(ホンキュー)地区だけだった。海軍大佐の犬塚惟重は、日本人学校校舎をユダヤ難民の宿舎にあてるなど、ユダヤ人の保護に奔走した。彼は戦後「日ユ懇談会」の会長を務めた。日本政府の有田外相は、ハルピンのユダヤ人指導者アブラハム・カウフマン博士を東京に呼び、「日本政府は今後ともユダヤ人を差別しない。他の外国人と同じに自由だ」と明言した。1939(昭和14)年夏までに、約2万人のユダヤ難民が上海の「日本租界」にあふれるに至った。以上のことが歴史的事実であることは、ユダヤじんのラビ・M・トケイヤー氏が書いた、ユダヤ製国家日本でもあきらかです。翻訳は加瀬英明氏です。ここには、全世界がユダヤじんをみすてていた時、救いの手を差し伸べてくれたのは日本人だけだったとかかれています。68ページ、あのころの日本で、ユダヤ人は一人として、不当な差別をうけなかった。一行は日本につくと兵庫県庁から麦粉むぎこの特別配給を受けた。神戸からパレスチナ行きの船に乗ると、ふ頭に日本の男女が現れて手製のダビデの星、後のイスラエル国旗を振りながら、ヘブライ語ユダヤの歌を歌ったうえで、蛍の光を合唱した。船上のユダヤ人たちは、ヨーロッパと日本があまりにも違っていると思って全員がほおを涙で濡らしたと回想している。このように書かれています。東京書籍の記述がどんなに不正確で日本を貶めようとしているか、もう皆さんはわかりますね。樋口中将は、占守島の戦いや、アッツ島玉砕、キスカ撤退の総司令官でした。戦後、占守島の戦闘で大損害を出し、北海道を手に入れることができなかったソ連は、札幌にいた樋口中将を戦犯として引き渡すよう要求したのですが、世界ユダヤ協会が米国防省を動かし、GHQソ連の要求を拒否したのです。今日、エレサレム中心地に楕円形をした三階建ての建物が建っています。この建物の中にゴールデンブックが展示されているそうです。この中にはユダヤ民族が暗い試練に立たされていた時に、多くのユダヤ人を救った三人の日本人の名が記されています。その中の二人の軍人が、樋口喜一郎中将とユダヤ協会と親交のあった部下のやすえのりひろ大佐です。もう一人が杉原千畝氏です。樋口中将の地元では最近銅像建立計画があるそうです。著者のM・トケイヤー氏は、東条英機元首相もユダヤ人と親しくなっていたら、ゴールデンブック入りしていたはずだとお書きになっています。日本人とユダヤ人との関係は弥生時代後期の第15代応神天皇まで遡ることができると、国史学田中英道先生はおっっしゃっています。

最門司さくらの憂国日記。今回はミサイルの時代の専守防衛は、国民の命を犠牲にする


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5月10日夕刻突然ハマスはロケット弾を発射、イスラエルアイアンドームシステムで迎撃。

 自衛隊は、軍隊ではないと多くのひとがおっしゃいます。しかし、それはほとんど意味がありません。大事なのは自衛隊が、国民の命を守れるかどうかです。

 敗戦の時、この戦闘により、北海道を守ることになった、日本領土最北端の占守島(しゅむしゅとう)の闘い、そして日本政府の停戦命令に背いて、最後の邦人が列車に乗って北京に脱出するまでよくソ連軍と戦った在蒙日本軍5千人。どちらも勝ち戦といってよい戦闘でした。しかし、満州の日本軍は、邦人保護を忘れ、武装解除に応じたため、多くの日本人が犠牲となり、大変苦しい経験をしました。私たちはこれからもこれらのことを忘れないようにしたいものです。

 

令和3年5月10日夕刻から、イスラエルパレスチナ自治区の一部、ガザ地域から、イスラム原理主義組織、ハマスがロケット弾で、イスラエルの都市テルアビブやベングリオン国際空港の周辺を集中的に攻撃しました。その日だけでロケット弾は、800発にのぼったと報道されています。一度に1ぱつか2発のロケット弾を発射し、5分で130発のロケット弾を打ち上げたそうです。ロケット弾カッサムの射程距離は、約10kmと短いのですが、その製造費は、1発僅か800ドルと言われています。誘導装置がついていませんから、ロケット弾はどこに落ちるかわかりません。これもイスラエル市民の恐怖を増幅させたことでしょう。この第一日目の攻撃で、女性ひとりをふくむ3人が犠牲になったと報じられています。

一方わが国は、自衛隊は、軍隊ではないと多くのひとがおっしゃいます。なぜならば日本国憲法には、わが国は外国と言い争っても戦争はしない、そのための戦力は持たないと書かれているからです。憲法前文には、平和を愛する、周りの国の人々を信じなさい、そうすれば戦争は起こらないので我々国民は安全ですと書かれています。これは、言い方をかえれば、羊のようにおとなしく周りの国に、何を言われてもしたがいなさいということでしょうか。イスラエルに日本の憲法をみせて、日本の憲法にしたら、平和になりますよと話したらどうでしょうか。おそらくボコボコにされてしまうかもしれません。そうでなくても、お前は、きちがいかと相手にされないでしょう。これは安倍前首相が国会で、ミサイルの第一撃は甘受しなければならないと答弁した音声です。お聞きください。

 

次は、沈黙の艦隊専守防衛とは何かについて語っています。故人の川口かいじさんがお書きになった「沈黙の艦隊」というアニメです。youtubeでテレビ版アニメをみることができます。専守防衛は、現場の自衛官や国民を必要以上に危険にさらすのではないかと疑問を投げかけています。

 

先ほどの、なぜイスラエル国民は怒るかもうおわかりですね。ハマスが発射するロケット弾攻撃に対して、イスラエルは、反撃をしてはいけないことになるからです。もちろんイスラエルは、打たれたら必ず反撃をし、これ以上ハマスが、イスラエルを攻撃できないように行動します。もし反撃をしないと、さらにイスラエル国民が犠牲になるからです。5月10日夕刻から断続的にガザ地域から発射されたロケット弾が、確実にイスラエル側の都市に着弾すると判断し、瞬時に迎撃態勢に入り、アイアンドームを発射してロケット弾を撃ち落とします。さらにこれ以上ロケット弾をうたせないように、反撃をするわけです。イスラエルの防空システムはアイアンドームですが、迎撃した時の命中率は90%と言われています。わが国のような専守防衛では、打たれたら待ち構えて撃ち落としますが、敵にこれ以上打たさないようにするための反撃ができません。専守防衛では、打たれたら待ち構えて撃ち落とす。これの繰り返しですから、国民の被害と犠牲者はどんどん増えてしまいます。日本国憲法では、自衛のための戦争はよくても、安倍前首相の国会答弁の通り、相手を必要以上に攻撃してはいけないわけですから、これ以上何もできません。しかし、繰り返しますが、イスラエルは、専守防衛ではありませんから、直ちにガザのハマスの拠点を砲撃、空爆します。これでハマスも地中に埋めたり、ビルのなかに隠しているロケット弾の発射が思うようにできなくなります。つまりイスラエル国民の命がそれだけ助かるわけです。しかし大事なことですので、また繰り返しますが、わが国では、イスラエルのように敵の基地を叩いたり、報復攻撃をしてこれ以上わが国を攻撃すると、かえって損害が大きくなることを、相手に理解させることができません。分かやすくいえば、あいては日本から反撃を受ける心配がないので、いくらでも日本をミサイル攻撃し、それを日本がまいったというまで続けることができるわけです。イスラエル国民は、とてもそんな日本国憲法には我慢できないでしょう。日本国憲法とは、専守防衛とは、イスラエルから見ればおよそ考えられない憲法、防衛戦略となるでしょう。専守防衛はそもそも、防衛戦略などとはかけ離れた、おとぎ話の世界のことと、かれらは笑うかもしれません。