手奇塾のブログ

大人も知らない各社歴史・公民教科書の違いをわかりやすく徹底比較します。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自由社VS高校山川日本史B

自由社/山川日本史 徹底比較第3回 聖徳太子の偉大な功績

自由社VS山川 第2回 大和朝廷と古墳

自由社/山川日本史 徹底比較第2回大和朝廷と古墳 東大日本史入試問題の回答がそのまま記述されている中学歴史教科書の自由社。 華夷秩序、柵封体制の説明がない高校山川日本史B 前方後円墳は、大和朝廷の形式の古墳 前方後円墳の数は、近畿よりも圧倒的に関…

自由社VS高校山川日本史B

自由社/山川日本史 徹底比較 第1回 縄文・弥生文明

自由社VS学び舎 8. 満州事変(4)

前回述べましたように、1939年の時点で満洲国は、ドイツ、イタリア、スペイン、バチカンなど約20か国から承認されていました。 当時の国際連盟の勧告に対する批判に次のようなものがあります。これは日本人ではなく米国人の反応です。 「蒋介石政権が、満…

自由社VS学び舎 8.満州事変(3)

プロテスタントの宣教師達や米国顧問団、米国広告会社が裏で動いていました。日本とJPモルガン商会との南満鉄外債起債交渉は、つぶされてしまいます。これにコミンテルンの反日運動が重なります。蒋介石と対立していた張学良も蒋介石に近づきます。いつま…

自由社VS学び舎 8.満州事変(2)

日本人は、日露戦争の後、満州の近代化のために多額の投資を行いました。馬賊を退治し、治安を回復させ、産業を興し、農業を発展させ、道路や街をつくり、学校、病院をつくり、国造りに貢献しました。ロシアは、なにもない赤い夕陽の荒野に、都市を次々建設…

学び舎の満州事変のページには、なぜか「満州事変」の見出しがありません。大見出しは、「鉄道爆破から始まったー日本の中国侵略―」です。小見出しも「満鉄の線路を爆破」と「国際連盟からの脱退」で、2ページの記述です。学び舎は、日本は、満州を侵略した…

日本は、明治天皇のロシアに対する宣戦布告の詔書にありますように、安全保障上のため、朝鮮の保全とロシアの満洲からの撤兵という戦争目的を達成し、この戦争に勝利しました。 学び舎には全く書かれていませんが、自由社は、「日露戦争は、日本の生き残りを…

自由社VS学び舎 7.日露戦争(2)

なおロシアは義和団事件のあと兵を引かず満洲に居座り、日本の安全保障上の脅威になりました。 陸軍は史上最大の会戦、奉天の会戦に勝利し、また海軍は、日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を全滅させました。 しかしこのときまだロシアには数個師団の精鋭…

自由社VS学び舎 7.日露戦争(1)

日露戦争の原因は、日清戦争と同じく、日本の安全保障でした。義和団事件が終わった後もロシアは、2万の軍隊を日、英、米の抗議にもかかわらず満州に駐留させていました。各国の軍隊は事件終了後皆引き上げたのです。ロシアは、東清鉄道を建設中で、その保護…

自由社VS学び舎 6.日清戦争(3)

学び舎は、195Pに「旅順虐殺の時事新報」を載せています。写真ではなくスケッチ画。 これも南京大虐殺と同じ宣伝工作(プロパガンダ)。以下の反証で十分。 日清戦争には内外の通信員も同行していた。南京戦も同様。彼ら記者たちも旅順戦をその目で見ていた…

自由社VS学び舎 6.日清戦争(2)

学び舎は、まるで日本が朝鮮と清国を侵略したと言っているようです。 自由社は、188Pと189Pで福沢諭吉の『学問のすすめ』と『脱亜論』を紹介しています。 諭吉が甲申事変(こうしんじへん)後、『脱亜論』を発表し「わが国は、もはやこのような朝鮮や清と連…

自由社VS学び舎 6.日清戦争(1)

第6回日清戦争 幕臣勝海舟は、清国は大きいと言っていました。長州藩の高杉晋作は、上海に行き軍艦を1隻購入して帰ってきました。この違いは何でしょう。 明治27年(1894年)、日本と清国が戦ったのが日清戦争。翌年下関講和条約締結。清国は朝鮮の独立を認…

自由社VS学び舎 5.東京裁判(3)

今、武漢コロナで中国寄りと問題になっているWHOもそうですが、ユネスコもその国連組織の一つです。事実アメリカは、昨年ユネスコと人権理事会を脱退しています。そして来年WHOも脱退します。 南京事件の資料として中国側がユネスコに申請したのは、資料の一…

学び舎は、次のように日本側の戦争犯罪について記述しています。239Pで「日本軍はシンガポールの中国系住民を何か所かに集合させて、日本に敵対しているとみなした多くの人々を処刑しました。」と記述しています。普通に読めばこれは日本軍による戦争犯罪と…

中学歴史教科書 自由社VS学び舎 5.東京裁判(1)

現在東京裁判について、およそ三つの立場が考えられます。 第1は、あれはおよそ裁判とはいえない、明らかに勝った側の復讐裁判だった。 第2は、今のわが国政府のように、わが国は裁判を(判決を?)受諾したのだから しかたがない。 第3は、あの裁判は手ぬるい…

中学歴史教科書 自由社VS学び舎      4. 支那事変(3)

8/11 12,000人の偽装保安隊が上海の協定線内に侵入した。 8/13 居留民保護のため日本軍2個師団派兵決定。 8/14 支那軍機は、民間人のいるホテルまで無差別爆撃を行った。 8/15 日本軍反撃開始。ここが本当の日中戦争のはじまりではな…

中学歴史教科書 自由社 VS 学び舎 支那事変(日中戦争)(2)

前回学び舎の教科書は、「日本の侵略、中国の抵抗」と記述していて、 自由社は、日本政府は何とか戦争を避ける工作をしていたと記述していることを申し上げました。 今回第2回は、一連の流れを時系列にまとめてみました。これをご覧いただきますと、学び舎…

中学歴史教科書 自由社 VS 学び舎    4.支那事変(日中戦争)(1)

日本は本当に侵略したのでしょうか? 自由社と学び舎の教科書を比較しながらそれを明らかにしていきたいと思います。侵略とは何を指すのか。侵略の定義は、いまだに明確ではありません。中国は、東トルキスタン(ウイグル自治区)やチベット、内モンゴル、満…

中学歴史教科書 自由社 VS 学び舎    大東亜戦争(3)

239P暗転する戦局を読みます。・・・戦争の最初の半年間、 242Pと243Pで戦時下の国民生活が記述されています。 自由社の245Pい「聖断下る」の見出しがあります。 このご聖断とは、昭和天皇が戦争を終結する決定をしたことを言います。ただし大日本帝国憲…

中学歴史教科書 自由社VS学び舎 3.大東亜戦争(2)

自由社238,239ページです。 学び舎は、「アメリカは、日本にたいする石油の輸出を禁止し」とさらっと記述しているのに対し、自由社は、236pの「経済封鎖で追いつめられる日本」の見出しがあり15行で記述しています。 「経済封鎖で追いつめられる日本」 日本…

中学歴史教科書 自由社VS学び舎 3. 大東亜戦争(1)

自由社の見出しは、大東亜戦争(太平洋戦争)、育鵬社は、太平洋戦争(大東亜戦争)です。多くの教科書では、大東亜戦争という項目はなく太平洋戦争になっています。しかし、学び舎は、アジア太平洋戦争と書いています。 学び舎の教科書をお使いの生徒諸君は…

中学歴史教科書 自由社VS学び舎 2. アジア植民地の独立(3)

もとに戻りますと、次に「インドの独立と日本軍」では、インドが長くイギリスの植民地にされていましたが、インド独立のための国民軍を日本軍がつくったことが書かれています。そして、「世界が見た大東亜戦争」では、ミャンマーの初代首相の著書「ビルマの…

中学歴史教科書 自由社VS学び舎 2 アジア植民地の独立(2)

天皇皇后両陛下とベトナム残留日本兵のご遺族 ちょっと横道にそれますが、この自存という意味は、日本が生きてゆくという意味です。つまり日本人が暮らしていくという意味です。自存が脅かされると日本に住む人々は暮らしが成り立ちません。会社は倒産し、人…

自由社 VS 学び舎 2. アジア植民地の独立

新徹底比較、炎のデスマッチ第2回目は、あじあの植民地独立です。 学び舎は、267Pで、アジアの独立についてわずか3行の記述と、コラムでインドネシアの独立を説明しています。しかし、よく読むと、このコラムも独立の説明部分は「オランダ領東インドでは、日…

自由社VS学び舎 強制連行・強制労働(3)

この金学順さんの名前が、学び舎281ページに載っているのです。 読んでみます。・・・ この政府見解が官房長官談話です。しかし、この談話を見なおすべきという要求が平成27年にいくつかの地方議会で決議されました。武漢コロナでアメリカ海軍の空母が作戦で…

自由社VS 学び舎 強制連行・強制労働(2)

学び舎の側注の河野洋平元官房長官談話の中に慰安所とか慰安婦という言葉があります。かつては、慰安という言葉はごく普通に使われていました。例えば従業員をねぎらうための慰安旅行とか従軍慰安婦ということばが、ある時から教科書に載るようになり、また…

自由社 VS 学び舎  強制連行・強制労働(1)

第1回は、強制連行・強制労働です。 学び舎は、281ページ、戦争被害への補償で「この企業は、被害者に謝罪して和解金を支払い、記念碑を立て、強制連行と強制労働の事実を後世に伝える取り組みを続けています。」と記述しています。しかし、誰が、強制連行し…

おとなが知らない各社歴史・公民教科書の違いをわかりやすく徹底比較

まだブログの操作を学習中です。 今回の新しいシリーズは「中学歴史教科書 自由社 VS 学び舎 徹底比較」です。 第1回は強制連行・強制労働です。