手奇塾のブログ

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さくらの憂国日記」 安倍首相辞任とこれから


「最門司さくらの憂国日記」安倍首相辞任の衝撃   第一次安倍政権の1年と第2次政権の7年8か月に安倍首相は、何をしてこられたのかあまり正しく知らされてきませんでした。歴史認識の改善、安全保障の強化sakurano

第2回 安倍首相辞任の衝撃とこれから

8月28日、午後1時過ぎに、安倍首相辞任という突然の報道で、多くの国民の間に衝撃が走りました。それは翌日のツイッターを見ただけでも、数多くの著名人の方が「ご苦労様でした」とか「ご健康の回復を祈ります」とか発信していましたのでわかります。第二次安倍政権は、7年8か月という長期政権でした。これに比べればそれ以前の政権は、首相が1年くらいで交代する短期政権といえるでしょう。議員の先生方はべつにしても、国民の多くも諸外国の首脳も、またかという感じではなかったでしょうか。ではなぜ多くの国民は、安倍首相の辞任に衝撃をうけたのでしょうか。それは一言でいえば、突然先が見えなくなったという不安によるものではないでしょうか。安倍首相の7年8か月の長期政権下で、米国トランプ大統領から厚い信頼を寄せられていることが、国民にもそれとなく伝わっていました。だからこそ、北朝鮮弾道ミサイルが、何度か、わが国の接続水域内や近くに落下しても、また、中国の公船が領海侵犯をくりかえしたり、石垣島の漁船を追いかけたりしても、国民の多くは、それほど心配をしていなかったのではないでしょうか。もちろん漁師さんにとっては重大な問題ですが。国民は、何となく、安倍首相とトランプ大統領がいる間は、これ以上の大ごとにはならないだろうという安心のようなものを感じていたのではないでしょうか。さらに国内経済では、失業率が、民主党時代よりも大幅に改善し、株価も上がり、デフレ脱却まではいかないけれど、そうじてまあまあだなと感じていたのではないでしょうか。

ところが、突然辞任のニュースが流れ、えっ、今後日本は、大丈夫だろうか?という今までの安心感が一瞬で不安に変わったのではないでしょうか。

もちろん、全く逆の反応をしめした、朝日新聞などや、国民も少なからずいらっしゃいました。この人たちの反応もツイッターなどネット上で見ることができます。安倍首相辞任を衝撃ではなく、密かに喜びながら批判するといってもよい表現が見られます。中には、安倍政権を振り返って、徹底的に批判する人もおられました。

例えば「安保法制、森友学園加計学園、米国製武器爆買いとか、拉致事件は、ほぼ何も前進しなかったとか、コロナ対応は後手」と」、容赦なく批判しています。

横田めぐみさんの母上、早紀江様が、「拉致事件の解決へ本当に頑張ってこられた。悲しく、残念です」「安倍首相の後を継ぐ方、すべての政治家、政府が、国民、国家を守るという原点に立ち返り、拉致解決に全力を尽くしていただきたい」と訴えたという新聞報道が、この方は目にとまらなかったのでしょうか。

安倍政権をみる目がちがうのか、みる角度が違うのかわかりませんが、批判するひとに共通することは、徹底的に批判し、何一つ評価する点を挙げないことです。たとえば「これだけの長期政権なんで、功罪両方あるというふうに申し上げたいんですけども、個人的には罪があまりに大きかったなと」こんな言い方をされる人もいます。

安倍首相の箸の上げ下ろしまで文句をつけそうな人たちです。朝日新聞を筆頭に、一部のテレビのコメンテイター、大学教授、タレントさん達もそうです。安倍首相の辞任に衝撃を受け、「ごくろうさまでした、ご健康の回復を祈ります」と発信する人がいれば、辞任の理由にまでケチをつけ批判する人もいます。どちらが正しいか、いえ、それよりもまず人として、一国の首相の健康による辞任になんと発信すべきか、考えさせる出来事です。やはりその人の、人となりが文章に現れるのでしょうか。

朝日新聞毎日新聞などのモリカケ桜を見る会などの報道から、安倍首相と夫人は、怪しいと思っておられるひとがいるかもしれません。私の近くにもそのようなお年寄りがいます。では、反安倍派の社会主義勢力は、なぜ安倍首相を嫌い、安倍内閣の足を引っ張ることをいろいろ仕掛けてきたのでしょうか?国民の多くは、第一次安倍政権の1年と第2次政権の7年8か月に安倍首相は、何をしてこられたのかあまり正しく知らされてきませんでした。新聞、テレビが報道しない、あるいは報道しても、小さく扱ったり、それは国民にとって悪いことだと反対してきたからです。それでも多くの国民は、先ほど申し上げましたように、何となく理解して安心していたのです。

安倍首相は、在任中、実際多くのお仕事をされてきましたが、一見してあきらかなことがあります。それは、歴史認識の改善と、わが国の安全保障の強化です。二つともいわゆる反安倍勢力にとっては、とんでもない、許しがたい上、間違った政策です。私は反安倍という言い方では、本質がわかりませんので、ずばり社会主義勢力と言います。共産主義勢力と言っても同じ意味です。

教育基本法の改正、これは第1次安倍政権の時でした。この第2条5項には、あらたに、国を思う条項が加わりました。「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできたわが国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」

また道徳が、正式な教科になりました。これらは社会主義勢力にとっては、いやな法律改正であったでしょう。

防衛庁から防衛省に格上げ、これも第一次安倍政権の時でした。これは特に社会主義勢力にとって許しがたい暴挙に見えたことでしょう。

法律を改正して、防衛省内の背広組と制服組を対等にし、制服組が首相に助言できる体制を構築。

国家安全保障局NSSを創立し、安全保障についての外務省の影響力をそぎました。つまり安全保障のプロの意見、制服組の意見を官邸が直接聞くというわけです。

平和安保法制整備法の成立では、限定的な集団的自衛権の行使を憲法解釈の変更で可能にしました。

特定秘密保護法成立。これらはみな、反安倍勢力、社会主義勢力が恐れることばかりです。いくら反対してもどんどん法律が改正されていきますので憎しみな倍増するのでしょうか。

さらに、戦後70年の安倍談話で歴史認識を改善しました。この中で「子孫に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と述べ、中韓が得意とした、歴史認識外交カードを、封じてしまいました。その後は、従軍慰安婦で犯した誤りを、「徴用工」や「軍艦島」では繰り返さないという決意が見て取れました。こうした歴史認識の変更は、当初米国歴史学者などから、歴史修正主義者のレッテルを張られましたが、トランプ大統領との関係が公になると今では誰も言いません。

以上主だったものを挙げましたが、日米同盟の強化という政策の流れができていることをお分かりいただけると思います。北朝鮮のミサイル技術は、年々向上し、中国の軍拡も勢いを増しています。このような中、安倍政権は、だまって指をくわえていてはいなかったのです。他にも、航空機用長射程ミサイルの採用、F3戦闘機の自主開発、敵基地攻撃能力保有があります。

 さて、安倍首相の次は誰が首相になるのでしょうか。誰が首相になってもこの流れを止めるような方は、わが国の首相になることはできないでしょう。いや首相になってもらっては困ります。

ソ連が、共産主義を広めるために、取った戦略に砕氷船テーゼがあります。氷を割るのは砕氷船にまかせ、自分たちはそのあとを無傷で進むという、まことにずるい戦略です。

社会主義勢力はあらゆる方法でわが国を崩壊させようとしているはずです。今は人権よりも差別がキーワードになっているようです。私たちは、それをみぬく目を養い、この国を子孫に伝えていく努力をしなければならないと思います。それでは終わります。